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ドキュメンテーションの よくあるお悩み解消! ドキュメンテーションの よくあるお悩み解消!

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ドキュメンテーションをこれから始めたい園のかたの疑問や、やってみて初めてわかる困りごと、お悩みについて、大豆生田先生にお話を伺いました。

大豆生田啓友先生

玉川大学教育学部教授

大豆生田(おおまめうだ) 啓友(ひろとも)先生

日本保育学会副会長、こども環境学会理事、 日本乳幼児教育学会理事、厚生労働省「保育の質の確保・向上に関する検討会」委員(座長代理)

よくあるご質問

保育中に写真ばかり撮っていて本当に大丈夫?

確かに、いつも写真を撮ることに集中していたら、子どもと向き合うのは難しいですよね。 ドキュメンテーションを上手に実践している園では、ずっとカメラを構えて取るのではなく、ポイントとなるシーンを予想し、そこを写真で撮るのだそうです。 毎日写真を撮って記録していくと、“今日のポイントはどこか”を見る目が育ち、「今日はここで面白いことが起こりそう、この場面をおさえておきたい」という予想ができるようになってくるのです

保育者への研修の時間がない。研修のしかたもわからない。

研修で完璧に準備をして、最初から素晴らしいものを作る!と気負わずに、まずは作り始めて見て、みんなで感想を言い合ったり褒め合ったりしながらブラッシュアップしていくのでもいいのです。作っていくうちに、だんだんと視点が育ってくるものです。

また、1つのクラスから初めて園全体に広げていった例もあります。「やってみたい」という先生がいるのなら、そのクラスからでも始めてみてはいかがでしょうか。

保育者の皆さんで目線を揃えたいということでしたら、こちらも参考になさってください。

園内研修として使っていただける研修動画も用意しています。詳しくはこちらをご覧ください。

他の仕事もあるのに… 写真を切ったり書いたり、時間がかかって大変そう。

最初は少し時間がかかる事もあるかもしれませんが、毎日のことなので短い時間で作ることを意識することがいいのではないでしょうか。具体的な目安は、10分~15分ぐらい。

当初は時間がかかっても、徐々に保育者の視点が育ってくるので、ポイントをおさえて15分くらいで上手にまとまってくるものです。

おさえたいポイントは、ドキュメンテーションのメリット・書き方・活用法をご覧ください

毎日全員を写さないとだめですか?

毎日、全員を写すことにこだわっていると、本来一番伝えたいこと、子どもたちの心が動いた瞬間を伝えることができなくなってしまいます。結果的に、保護者にも伝えたいことが伝わらなくなってしまいますね。毎日ではなく、一週間くらいの単位の中で色々な子どもたちについて記録していくようにしてはどうでしょうか。

保護者には何と説明したらいいですか。

ドキュメンテーションを始める前に、まずは保護者のかたに目的を伝え、写真を撮ることに対して理解を求めましょう。子どもの成長を可視化する上でとても重要だということをお伝えすると伝わりやすいかもしれません。

また、掲示や配布、配信などのかたちで保護者に見せていくのであれば、撮影した写真を掲示等することについて、事前に保護者の承諾をいただくことも大切です。

また、記念写真ではないので、毎日全員の子どもを写すものではないことも、あらかじめお伝えできるといいでしょう。

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