でも「日誌」「連絡帳」「保育計画」など数々の書類に加えて「ドキュメンテーション」に取り組むのは保育者さんたちに負荷がかかります。
先生の業務負荷を上げることなく、ドキュメンテーションを多くの園に取り入れてもらいたい。そんな思いから、大豆生田先生監修のもと、ベネッセが(株)コドモンと共同開発したICTサービス です。
全国5000以上の幼稚園、保育園、子ども園に導入されていICTサービスCoDMON。
使いやすさが評判のこのCoDMONと、ベネッセが共同開発しました。
監修は保育実践研究の第一人者、玉川大学の大豆生田先生。業務効率だけでなく、保育の質向上にもつながるシステムを目指して生み出したのが「保育ドキュメンテーション」です。
こども施設向けICTサービスのCoDMONについてはこちらからご確認ください。
「保育ドキュメンテーション」ではその日の活動を写真とともに記録することができます。
写真を選び、その活動を通じて子どもがどんなことに興味を持ったのか記し、活動に参加した子どもを選ぶだけ。日々の記録をもとに、週日案、日誌、掲示物、連絡帳の4つの書類に展開ができるから業務効率が格段にあがります。
直感的に操作が可能で、パソコンが苦手な苦手な方も安心です。もちろんタブレットでもお使いいただけます。
写真の選び方、コメントの書き方などもガイドが表示されるので、ドキュメンテーションを初めて作る人でも迷わず完成させることができます。
「ドキュメンテーション=掲示物」だけではありません。 コドモンの「保育ドキュメンテーション」なら、記録⇒振り返り⇒予想⇒計画のステップを組み込んだフォーマットで、順に入力を進めるうちに、無理なく、子どもの姿をもとにした「次の日の保育の計画」を立てることができます。
保育ドキュメンテーションは、「週日案」と「日々の記録」という画面から構成されています。
これらが連携し、毎日の保育を次の日の計画に活かすことができるので、無理なく保育のサイクルを回すことができます。
「日々の記録」は、子どもの姿ベースの保育に必要な、4つの視点を組み込んだフォーマットになっています。
記録→振り返り→予想→計画を毎日考えることで、保育のサイクルが自然と回ります。
写真を選んで、タイトルやコメントを入力し、その日の活動を記録します。
写真を選ぶポイントやコメントを書く時の視点をガイドで表示。
初めてドキュメンテーションを作る先生でも、ポイントをおさえたドキュメンテーションを作ることができます。
参加した子どもをクリックで選択。この情報をもとに、連絡帳アプリへの配信を行うことが可能です。
また、その子にとってポイントとなる活動にはチェックを入れておくことができます。
今後、要録などでの振り返りをしやすくなる機能もリリース予定です。
記録した子どもの姿をもとに、その日の気づきや保育の振り返りを行います。
ガイド付きで、観点を確認しながら振り返れるので、保育士の先生の視点が育ちます。
記録と振り返りをもとに、翌日の活動の予想と計画を立てます。
この一連の流れにより、子どもの姿をもとに翌日の保育を組み立てる保育のサイクルを回すことができるようになります。
1 日誌
A4に出力できるから、ファイリングがラクラクできます。
また、出欠状況や検温結果など日誌に必要な情報も、コドモン内の他のデータから自動連携するので、転記などの手間も削減できます。
2 掲示物
記録した活動内容が自動でレイアウトされるので、出力してすぐに掲示することができます。
手書きや、切り貼りして掲示物を作る作業は不要です。背景はこどもの感性を育むシンプルで美しいデザインで、順次増えていきます。活動や季節のイメージにあった背景を選んで使っていただけます。
3 連絡帳
連絡帳アプリに写真つきの日々の記録の内容を配信することで、園で閲覧できなかった保護者のかたにも確認していただけます。また、活動の記録を一括で送るだけでなく、個別連絡をしたい保護者宛てに、日々の記録の同じ画面から連絡事項を入力することもでき、あちらこちらに入力をする必要がありません。
4 週日案
次の日の計画として記入した内容が自動連携されるので、転記いらず。
週の最後に振り返りを書くだけで週日案が完成します。
玉川大学教育学部教授
大豆生田啓友先生・岩田恵子先生が監修
こどものおもしろさ、保育の楽しさを再発見できる 素晴らしいツールをぜひ取り入れてほしいと思います。
これからは、保育の質が求められる時代です。 2019年、厚生労働省が自己評価のガイドラインや実践事例集を公表するなど、行政の動きからも、 保育の質が重視され、特に「子ども主体の保育」を進めていくことになると思います。 子ども主体の保育をするにあたり、大事なのは子どもの夢中な姿をとらえ、子どもを取り巻く人たちが対話をすることです。 そこで、ドキュメンテーションという手法をおすすめしているわけです。 しかし、日々作っている書類に加えて、ドキュメンテーションも作る…という業務負担が最大のネックだと思います。
今回、わたしはCoDMONの「保育ドキュメンテーション」を監修しました。 日々の日誌の機能だけではなく、連絡帳、週日案にもつながり、保護者への発信物にもつながる、「記録の一元化」がICTでかなり実現できていると思います。 書き物を減らしながらもいかに保育の質を上げていくかにこだわり、単なる省力化に終わらない、というところにこのサービスの特徴があります。 全国にこのサービスが広がり、ドキュメンテーションがどこの園でもなされ、そして保育の質の向上につながることを願っています。
玉川大学教育学部教授
大豆生田 啓友先生
日本保育学会副会長、こども環境学会理事、 日本乳幼児教育学会理事、厚生労働省「保育の質の確保・向上に関する検討会」委員(座長代理)
三重県 トーマスぼーや保育園
保育記録をもとに明日の保育を計画するという、コドモンの「保育ドキュメンテーション」のコンセプトに魅力を感じ、活用を始めました。子どもたちの気持ちに気づいたら、改めて、保育の楽しさにも気づけるようになりました!
ドキュメンテーションを作ったことがなくても大丈夫ですか?
システムを使うためにはコドモンにはいる必要がありますか?
はい。コドモンで使えるICTシステムですので、コドモンへのご契約が必要です。ご契約に関しての詳しい情報につきましては、こちらからお問い合わせください。
帳票(週案)は、オリジナルのものを使用できますか?
ご使用いただけます。現在お使いの週案のフォーマットをCoDMONに取り込んでお使いいただくことが可能です。機能に関しての詳しい情報につきましては、こちらからお問い合わせください。
週日案・日誌などは自治体の監査に対応していますか?
「保育ドキュメンテーション」の週案・日誌は、子どもの実態を記録し、それを踏まえて保育内容の見直しを行ったり改善を図ることが実現できるようになっており、保育所保育指針に合致しています。また、一般的に監査で問われる項目は記載できるようになっていますのでご安心ください。ただ、全国すべての全自治体に対応しているわけではありません。必要に応じて、監査基準に一致している帳票テンプレートを設定してご使用いただけます。
CoDMONとは、登校園管理・帳票作成などの先生の事務業務をICTで省力化し、先生の働き方改革と、保育・教育の質向上を支援するツールです。
保育園・幼稚園・こども園などのこども施設での導入件数は5,000施設以上。多くの施設や自治体に選ばれています。